Product Sales

製品販売

危険を伴うトンネルの掘削工事での岩盤崩落を未然に防ぐための
検討用ソフト「キーブロック解析システム」などのソフトウェアを販売

自社開発ソフト「キーブロック解析システム ROCKY-21」や、発展途上国での斜面災害対策としても注目されている精密写真測量システム、トンネル内の作業者に危険を知らせるシステムなど、主に土木分野での課題解決を目的として企画開発した各種ソフトウェアを販売しています。

キーブロック解析システム

岩盤にトンネルや地下空洞を掘削する際に、岩盤中に存在する亀裂に遭遇するとその部分から掘削面が崩落する危険性があります。事前の地質調査や掘削時に発見された亀裂を組み合わせて、崩落する岩塊の形状を予測し、崩落を未然に防ぐ工事の補強方法を検討するためのソフトウェアです。

精密写真測量システム

広域の斜面での崩落や地滑りなどの土砂災害は、近年の異常気象と相まってニュースとなることが多くなってきました。ターゲットを設置し、多数の写真をデジタルカメラで撮影することで、広域での変位をミリ単位で計測することができるシステムです。特殊な機材や高価なセンサーを必要としないため、特に発展途上国での斜面災害対策としても注目されている技術です。

亀裂の変位を計測するラクラック計測

亀裂の変位を計測するために多数の写真を撮る必要がなく、1枚の写真を定期的に撮影することで亀裂の幅の変化を計測するシステムです。特殊な形状のターゲットを亀裂の両側に貼付して、デジタルカメラで撮影して解析します。10m程度の距離からでも0.1mmの変位を検出することができます。

本システムは、岡山大学との共同研究です。(当社単独特許取得済)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id128.html

トンネル切羽の落石監視システム

数年前の博多でのトンネル工事現場の崩落による道路陥没事故は記憶に新しいところでしょう。トンネルの掘削は不安定な地盤での作業であり、常に崩落の危険性がある作業です。WEBカメラと画像処理技術により崩落し始める初期の状況を検知し、トンネル内で作業している作業者に危険を知らせるのがこのシステムです。

本システムは岡山大学および熊谷組との共同研究(共同特許取得済)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejcei/77/2/77_I_77/_pdf